セイコーの創業者 服部金太郎の生誕160周年とセイコー創業140周年を記念したグランドセイコーが登場
3年後には、当時需要が高まっていた懐中時計の製造を開始し、1913年には、やがて腕時計の時代が到来することを先見し、国産初の腕時計の製造にこぎつけました。以降、服部金太郎の先見の明と独自の経営理念により、服部時計店は日本の時計産業の礎を築きました。
日本の時計産業を牽引し、「東洋の時計王」と呼ばれた服部金太郎が残した下記の言葉や経営理念は、グランドセイコーのブランド思想やものづくりにも脈々と受け継がれています。
・常に時代の一歩先を行く(革新)
「すべて商人は、世間より一歩先に進む必要がある。ただし、ただ一歩だけでよい。何歩も先に進みすぎると、世間とあまり離れて預言者に近くなってしまう。商人が預言者になってしまってはいけない。」
・急ぐな休むな(進化)
「向上心はどこまでも持っていて、一歩一歩少しずつでも急がず休まずに働いていった方がよい。」「急げば休まなければならぬ。休まず進まんとすれば急いではならぬ。」
・良品は必ず需要者の愛顧を得る(高品質)
服部金太郎は精工舎の設立時から「精巧な時計を作ることで成功を収める」ということを固く決意しており、製造会社を「精工舎」と命名したことにも並々ならぬ決意が見て取れます。