映画『ムーンライト』傷を負いながらも強く生きる黒人少年とその成長 - アカデミー作品賞受賞
ムーンライトが賞レースを席巻
「第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」では、作品賞、審査員特別賞、観客賞、脚本賞の最多4部門を受賞。『スポットライト世紀のスクープ』、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『それでも夜は明ける』と、同賞で作品賞を受賞した作品がそのままアカデミー賞作品賞に輝いていたが、第89回アカデミー賞では『ムーンライト』も同様に作品賞を受賞した。
アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、助演女優賞(ナオミ・ハリス)、編集賞、撮影賞、作曲賞と8部門でノミネートされ、作品賞、脚色賞、助演男優賞合計3部門を受賞。第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式においても、ドラマ部門の作品賞を受賞した。そのほか、各映画祭や映画批評家協会賞など含めると307部門ノミネート、132部門以上の受賞を果たしている。
監督のバリー・ジェンキンスは、作品賞を受賞した第89回アカデミー賞授賞式にディオール オム(DIOR HOMME)のタキシードで登場。白いコットンシャツにシルクのボウタイをスタイリングし、フォーマルなルックに仕上げていた。