くらし情報『「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」東京・大阪で - モネ初来日作品など名作65点』

2018年2月4日 20:40

「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」東京・大阪で - モネ初来日作品など名作65点

その他、パリ近郊のジヴェルニーにモネがつくりあげた「水の庭」に浮かぶ睡蓮を描いた《白い睡蓮》も登場。清々しい自然を思わせる木々や水面の表現が印象的だ。

ギリシア神話や古代の背景
ギリシア神話の一場面の背景として描かれた、クロード・ロランの《エウロペの掠奪》。澄み渡る青空を背景に繰り広げられるのは、白い牡牛に姿を変えたゼウスによる王女エウロペの“連れ去り”。穏やかな風景と裏腹に、暴力的なシーンを切り取った作品だ。

古代ギリシア・ローマ時代の遺跡に残る、ポセイドン神殿を描いたのはユベール・ロベール。《水に囲まれた神殿》では、躍動的に描かれた人々や、奥行きのある推移麺の表現が、神殿の存在感を際立たせている。

パリの風景
パリにあるサン=ミシェル橋を俯瞰したアルベール・マルケの《パリのサン=ミシェル橋》は、落ち着いたトーンの色調と、対象物をデフォルメすることによって生まれる味わい深さが感じられる作品。
街の風景を詩情豊かに描いている。

ルノワールの《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》は楽しそうに語り合う男女を描いた穏やかな絵画。タイトルのムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリの大衆的なダンスホールだが、描かれているのは喧騒から少し離れた木陰だ。

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