2019年5月13日 11:00
映画『ジョーカー』なぜジョーカーは誕生したのか?ある孤独な男の壮絶な人生
しかし、彼の言動がアーサーの運命を大きく動かし、アーサーにとっても悲願につながっていく。
ソフィー(ザジー・ビーツ)
彼女はアーサーと同じアパートに住み、5歳の娘をもつシングルマザー。アーサーからは好意を抱かれている。アーサーが人づきあいが苦手なこと、どこか自信を失っていることは理解している。それゆえに他の隣人同様、アーサーには親切に接する。
ペニー(フランセス・コンロイ)
アーサーの母。もともとは裕福な実業家の下で働いていた。アーサーを“ハッピー”の愛称で呼んでいる。
アーサー・フランクリン・ショーのファン。
トーマス・ウェイン(ブレット・カレン)
後にバットマンになるブルース・ウェインの父。映画『ジョーカー』の時代では、次期市長候補である。アーサーにとって父親を思わせる人物だ。
1980年代初頭のゴッサム・シティを舞台に
物語の舞台となるのは、80年代初頭のゴッサム・シティ。混迷を極めてはいるものの、「バットマン」シリーズのゴッサムように闇の組織が暗躍するわけでも、マフィアのドンが私腹を肥やしているわけでもない。
しかし街に影を落としているのは、理不尽な格差社会。それぞれのコミュニティが分裂し、さらにゴミ収集業者はストライキを長く続ける。