「すみだ水族館」初の大規模リニューアル、約500匹のクラゲを“のぞき込む”長径7mの大水槽が誕生
また、レインボーや雲が通り抜けるような新感覚の照明により、これまでにないクラゲの幻想的な姿を楽しめるのもポイントだ。
クラゲ水槽の一部には、水盤に張り出した透明なガラス床のデッキも設置。足元をクラゲが横切り、まるで水面を立っているかのような浮遊感を感じることができる。壁面には、クラゲの色や模様の違いなどを見比べられる3つのドラム型水槽も新設する。
今回のリニューアルにより「すみだ水族館」のクラゲの展示数は、初展示となる「ブラックシーネットル」を含む14種約700匹となる。
クラゲの飼育作業を全面公開
クラゲの飼育作業を全面公開するオープンスペース「アクアベース」は、現在多目的スペースとして利用されている「すみだステージ」エリアを改修して新設。これまで「アクアラボ」で展示・公開していた飼育設備を移設した「ラボ」、“調餌(ちょうじ)”の様子を見学できる「キッチン」が登場する。
“調餌”とは、水族館のいきものたちのご飯を作る作業のこと。
「キッチン」では、飼育スタッフが、いきものごとに細かく決められたご飯の種類・量などに基づいた“調餌”を間近で見ることができる。また、いきものたちのご飯の時間や館内のリアルタイムな情報を、オープンスペースの中央頭上に設置する直径約10メートルのリング型サイネージから発信していく。