くらし情報『アニソン界のプリンス・影山ヒロノブの『人生を変えたひと言』 ナウシカの言動に心打たれた理由は』

2021年11月8日 18:42

アニソン界のプリンス・影山ヒロノブの『人生を変えたひと言』 ナウシカの言動に心打たれた理由は

ーより引用

――影山さんは、このナウシカの台詞に対して「清濁(せいだく)併せて受け入れ、その中で最大限の努力をして生きていこうというナウシカの強い心に胸を打たれた」とのことですが、その思いについて聞かせてください。

環境にしても社会にしても、私たちが今生きている世界は問題だらけです。人類は、その文明のために多くの犠牲を払ってきました。

宮崎監督は、そういう問題について「人間として真剣に考えなければならない」と伝えたいのだと思います。

『ナウシカ』では、生物が住めなくなった『酸の海』に、古代の宇宙船の跡が見えるシーンがあります。これらの船は、『火の七日間』と呼ばれる終末戦争の時のものです。

作中で、おじいさんたちがこういうんです。「あの宇宙船は昔、月まで行っていたんだぞ」…と。
このシーンは、人類の思い上がりによって一度は滅びた世界を再生しようとする、ナウシカの物語を象徴していると思います。

アニソン界のプリンス・影山ヒロノブの『人生を変えたひと言』 ナウシカの言動に心打たれた理由は

出典:スタジオジブリ

すでに90年代からいわれていたことですが、現代の人間社会は思い上がった結果、悪い方向に向かい続けています。このままでは核戦争になってしまう。現存する核弾頭の数を考えると、世界を簡単に消し去ることができる。

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