シュワルツェネッガーがロシア国民に伝えたことに「本物のヒーローだ」
といいます。
14歳の時、ウィーンで開催されたウエイトリフティングの世界選手権を見に行ったシュワルツェネッガーさん。
そこで優勝した、ソビエトとロシアの選手だったユーリ・ウラソフさんと握手した時、力強さに感銘を受けたといいます。
以来、シュワルツェネッガーさんは自宅のベッドにウラソフさんの写真を飾っていました。
ですが、シュワルツェネッガーさんの父親は、その写真を下すようにいったとのこと。
父親は、第二次世界大戦中、ロシアで被害を受けた経験から、ロシア人が嫌いだったのです。
それでも、「ウラソフさんがあげていた旗がどこの国であるかは、重要ではない」と思い、写真を下すことはなかったといいます。
シュワルツェネッガーさんがウエイトリフティングを始めてから、その写真を見ては自分を鼓舞していたとも話しました。
大人になってからも持ち続けていた接点
シュワルツェネッガーさんとロシアとの接点は、これだけにとどまりません。
ボディビルディングや映画の撮影のため、頻繁にロシアを訪れていたシュワルツェネッガーさん。
撮影中、再びウラソフさんと会い、コーヒーカップをくれたり、1日を過ごしたりするなど、優しさに感銘を受けたといいます。