2022年10月4日 18:46
実在する会社を名乗る1通の偽造メール 内容に「ヒヤヒヤしたわ…」
実在する企業を名乗り、偽ったメールなどを配信して、人々のクレジットカード情報といった個人情報を不正に取得する犯罪の『フィッシング詐欺』。
『フィッシング詐欺』についての情報をまとめている、『フィッシング対策協議会』によると、2021年の1年間で52万件もの報告が確認されているそうです。
偽装メールの特徴として、『緊急』『重要』といった言葉を強調し、手続きを急がせるような文面があるといいます。
しかし、中には本物のメールであるかと思わせるような、巧妙なものも実在しているのです。
本物かと思ってしまった偽造メール
筆者が「本物ではないか」とヒヤヒヤした、実際に届いた1通の『フィッシング詐欺』のメールを紹介します。
メールの送り主は、百貨店で有名な株式会社三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社である、クレジットカードを発行する株式会社エムアイカードを装ったもの。
「ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたい取引がありました」と、不正利用を注意する文言とともに、URLへと誘導する文章が書かれていたのです。
文章を見ると、あたかも本物の情報であるかと思ってしまいそうですよね。