ホットミルクの膜が一瞬で消える方法が「まさか」 用意するのは家にあるアレだけ
ラムスデン現象と呼ばれています。
牛乳を40℃以上に温めると、表面に薄い膜ができます。この膜は、初め肉眼では見えない程度のものですが、加熱する時間と温度に比例してしだいに厚くなります。これは、ラムスデン現象といわれるものです。豆乳から作られる“ゆば”もこれと同じ原理です。
一般社団法人日本乳牛協会より引用
ラムスデン現象でできる膜の成分はたんぱく質です。つまり、加熱によってたんぱく質が凝固し、ラムスデン現象が起きる(膜ができる)ということですね。
では、なぜ砂糖を入れるだけでラムスデン現象が起きなくなるのでしょうか。
それは砂糖の性質が理由でした。
肉を柔らかくしたり、卵をとろとろに仕上げたい時に砂糖を使っている人はいませんか。肉や卵などに含まれるたんぱく質は、熱によって固まりやすいという性質を持っています。砂糖が肉や卵などの組織の間に入り込み水分を引き付け、卵のタンパク質の凝固を遅らせたり、肉のたんぱく質の一種であるコラーゲンと水が結びつくのを助けることで、食品を柔らかくする働きがあります。
農林水産省より引用
農林水産省によると、砂糖はたんぱく質の凝固を遅らせる性質があるそうです。