2024年3月24日 17:55
卵の白い物体は「取らずに食べて!」 養鶏場がそう呼びかけた理由が?
生卵を割ると、必ず出てくる紐状の白い物体。
『カラザ』と呼ばれるこの白い物体は、見た目があまりよくないため、取り除いてから調理に使う人が多いでしょう。
しかし、カラザの正体を知れば、「今までもったいないことをしていた…」と、後悔するかもしれませんよ。
卵から出てくる『カラザ』って何?
卵のカラザは取らずに食べて!
自社のウェブサイトでそう呼びかけているのは、北海道上川郡にある比布町で『かっぱの健卵』を生産・販売している、有限会社大熊養鶏場(以下、大熊養鶏場)です。
大熊養鶏場によると、カラザは、卵の殻の中にある卵黄を、外部の衝撃から守るためにあるものなのだとか。
※写真はイメージ
時々カラザを『ヒヨコの目』と表現する人もいるようですが、まったくの別物のようです。
また、カラザには豊富な栄養素が含まれているといいます。大熊養鶏場がまとめた、カラザの栄養素が以下の通りです。
シアル酸
卵のカラザには、シアル酸が多く含まれています。このシアル酸には、免疫力を高める働きがあるのが特徴です。そのため、ウイルスや菌が身体に侵入するのを防いでくれる効果が期待できます。
カルシウム
カルシウムも、卵のカラザに含まれている栄養素のひとつです。