願いを、ささやかでも行動に移してみる 心と身体を喜ばせるように
遠くへ行けないなら、近くの行けるところへ行こう。真昼の暑さを避け、午後4時すぎに車で15分ほどの広い公園へ行きました。
その公園は広い芝生の緑地の中にソメイヨシノ、ヤマザクラ、ケヤキ、クヌギ、コナラ、ミズナラなど多くの木が心地のいい木陰を作ります。四季折々の光景を楽しめ、我が家から一番近い、自然を感じられる場所です。
子どもたちがボールを追いかけている。若いお父さんが、よちよち歩く幼子を見守っている。ベンチで寄り添う恋人たち。木陰で本を読んでいる男性。
おしゃべりに興じる女性たち。
公園という場にそれぞれの時間が流れている。そんな時間の尊さをふと思う。いつもならなんとも思わないあたりまえの日常のありがたさを感じるのは、自分の体が思うように動かないという体験があったからかもしれません。
散策していると、ユニークな枝振りの百日紅の木がありました。小さな赤い花が手毬のように。枝がくねくねと曲がりながら広がっています。その木陰で、おじいさんとおばあさんがお昼寝をしていました。
こうして年を重ねて、二人して公園で寛ぐ時間を楽しめる。なんでもない日常なのでしょうが、なんでもないことを「できる」