Twitter発信で売上1000倍!京都の螺鈿職人が語る螺鈿の魅力と奥深さ
僕の情報が、彼らの問題解決につながったり、気持ちが楽になれば嬉しいですね。
――職人の世界でTwitter発信を行うことは、勇気が必要だったのでは?
発信することで、同業の方から文句をいわれたり、デザインが盗まれることを気にする職人さんもいます。
ただ、コロナでそういうこともいっていられなくなりました。そうしないと「なくなってしまう」ところまで追い詰められたのです。
でも発信したことで、Twitter上で「頑張ってね」「応援しています」と声をかけてもらう機会が増えました。誹謗中傷よりも、ほとんどが応援メッセージです。
皆さん、「伝統工芸がピンチだ」ということは知っていたけど、僕が発信したことで「応援したい」という気持ちを持ってくれた。そういったお声を頂けるので頑張れます。
「ちゃんと伝え方を考えて発信すれば、足を運んでくれる」「若い方に合う商品を作れば、手に取ってくれる」というのが証明できました。百貨店や伝統工芸関係者にも喜んでいただけているので、嬉しい限りです。
――今後の目標は?
正面から見た時に最も輝くように計算されている
螺鈿の技術はしっかり継承しながら、新しい螺鈿の可能性を追求していきたいです。