自分の一年を表す一文字は? 心の内を表現することで、けじめがつく
となぜか心が忙しくなる。大晦日から元旦へ、いつもと同じ朝を迎えるにもかかわらず、午前0時は私たちには大きなリセットの瞬間、何かが変わるような、一年の澱が浄化される感覚があります。
そんな浄化の意味をこめて、自分のこの一年を表す漢字一文字を考えてみてはどうでしょうか。
私のエッセイ・クラスの最終回で、このワークをやってみました。今年、イラストの作品集の制作に取りかかった人は『挑』という漢字を。まさに勇気を出した挑戦の年だったそうです。
『踊』という漢字を選んだ人は、『情報に踊らされた年』と。『命』を選んだ人は、体調を崩し自分の命について深く考えたそうです。
このように自分の一年を表す漢字、言葉を考えてみると、ざわついている心が不思議と落ち着きます。
自分の感情や思いに言葉を与える……それが表現です。そうして心の内を表現することで、けじめがつくというのです。
今年はこうだった。さあ、次に進もうと、意識的にリセットすることが、前に進むきっかけになります。
さて、私の今年を漢字一文字で表すと……『痛』。なんとも情けない一文字ですが、7月に手首を骨折し、5ヶ月経ったいまも痛みに悩まされています。