2018年9月7日 11:00
伝説の投資家・村上世彰が指摘「お金集まる人は数字に強い」
■お金に縛られない
「お金と上手に付き合うということは、一定の収入の中で、いかに無駄遣いを減らし、自分の幸せのために使えるかということ。“お金に縛られない”ように努力することが、もっとも大事です」(村上さん・以下同)
村上さんは、お金に縛られている状態の一例として、「借金」を挙げる。そして、子どもの学費ローンや、住宅ローンをこれから検討している人へこう語る。
「検討中なら、一度、立ち止まって考えてみてほしいんです。学費ローンも住宅ローンも『借金』です。借りたお金は、必ず返さなければなりません。学生ローンにおいては、年間でおよそ3,000人もの学生が返済しきれず破産していることも問題になっています。本当に本人が大学に行きたいのか。
住宅だって同じです。それで自分の“幸せ”を実現できるのか。きちんと考えずに“なんとなく”で借金してしまうと、返済に追われ、お金に振り回され続けるだけになってしまいます」
■数字に強くなるため、値札は必ず見る
「お金と上手に付き合うためにもうひとつ大事なことは、“数字に強くなる”ことです」
スーパーで買い物をするとき、前年は1匹100円でサンマが買えたのに、今年は1匹300円になっていたとする。