2018年9月9日 11:00
50代女性を襲う恐怖の未来!これからの2020、30、40年とは
高齢者をめぐる諸問題は、もはや誰にとっても「人ごと」ではなくなるのだ。
■2030年代「地方からは銀行、百貨店、医療機関が消え、街の風景も一変」
自身も高齢者の仲間入りをする2030年代になると、生産年齢人口(15〜64歳)、なかでも若年世代はさらに減少していく。「厚生労働省白書」(2015年)では、2035年には男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯結婚しないと推測されており、その改善はますます難しいものになるだろう。
さらに、いまも昔も、若者は都市部へと流れていくもの。それによって多くの地域で生産力が不足。地方の衰退はさらに広がり、これまでは離島やへき地で顕著だった医療問題などが、より広範囲で起こってきそうだ。地域によっては一般的な医療だけではなく、スーパーや金融機関といった、生活に欠かせないサービスすら受けられなくなる可能性がある。
人口減少による社会構造の変化が、これまでの私たちの生活のあり方に大きな影響を与えてくる時代。
生活防衛のためには、定年を迎えた後でも、可能な限り「現役」でいる気概が求められそうだ。■2040年代「『8050問題』も深刻化し、穏やかな老後は夢のまた夢」