くらし情報『会社員と自営業者で天国と地獄「年収82万円の壁」が生まれる』

2018年9月20日 16:00

会社員と自営業者で天国と地獄「年収82万円の壁」が生まれる

もちろん、将来は基礎年金に2階建て部分の厚生年金が上乗せされて支給されます」

新制度適用の基準とされる年収82万円で、どのくらいの“上乗せ”があるのだろうか。

「10年間の加入で、年額4万5,000円、20年ならば倍の9万円が、生きている限り基礎年金にプラスされます。女性の平均寿命は90歳に迫る勢い。10年加入の場合で、年金生活が25年続くと、112万5,000円多くもらえます」

さらに、障害を負った場合に受け取れる「障害年金」も、国民年金より厚生年金のほうが手厚い。加えて、健康保険には、国保にはない「傷病手当金」がある。

新制度は自営業者の妻にとっては手放しで喜べる内容だ。しかし、現在は健康保険の扶養となっている場合の多い会社員の妻は、厳しい選択を迫られることになる。

仮に年収82万円で厚生年金と健康保険の保険料を10年間にわたり支払った場合、合計は122万4,000円。
それと同額の年金“上乗せ”ぶんを受給しようと思ったら、92歳まで生きる必要があるのだ。

「国会での審議が通れば、早ければ’21年から、この新制度が始まるかもしれません」

いまパートをしている人や、これからしようとする人は、これからの3年に何をするべきか。

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