2019年3月7日 11:00
『翔んで埼玉』武内監督語る「GACKTさんに感じたワクワク感」
魔夜先生が描くきらびやかな世界にもピッタリなので、少年である百美役を二階堂ふみさんにお願いしました。衣装は、宝塚歌劇団をイメージして、こだわってもらいました。すっかり役にはまり込んで、撮影後にカツラを外すと、逆に違和感があったほど」
麗役には、何人もの若手イケメン俳優の名が候補に挙がったが、武内監督は首を縦に振らなかった。
「埼玉県を笑う内容だから、リアルであればリアルであるほどシャレにならないんです。“これは虚構の世界のお話ですよ”と一発で伝えられる、ぶっ飛んだ存在が必要だったんですね」
会議の場でようやくGACKTの名が出たときは……。
「『そういうことだ!』と声を張り上げていました」
GACKTもオファーを受けた際、「高校生役というだけで、即答で断った」と明かした。だが、漫画好きで、魔夜作品のファンでもあるということから、急転直下で主演が決まったのだ。
「かつて、ボクが監督した『テルマエ・ロマエ』で、阿部寛さんがローマ人の主人公を受けてくれたときのワクワク感が蘇りました」
公開から3日で、すでに25万人を笑わせた『翔んで埼玉』。
「理屈なく楽しめるし、郷土愛や耽美的な要素もちりばめられています。ぜひ、ご観賞ください」
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