くらし情報『藤田嗣治に團十郎関連作品まで…猫アートを集めた美術展開催』

2019年5月20日 11:00

藤田嗣治に團十郎関連作品まで…猫アートを集めた美術展開催

(写真:歌川国芳「猫の百めんそう」1841年頃)

(写真:歌川国芳「猫の百めんそう」1841年頃)



話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。猫カフェ、猫がたくさんいる島、猫がグラビアを飾る雑誌……と、とどまるところを知らない空前の猫ブーム。今回は猫まみれの展覧会へ行ってきました!

■「アートになった猫たち展~今も昔もねこが好き~」(6月23日まで千代田区立日比谷図書文化館1階特別展示室にて開催中。料金:一般300円ほか)

新緑が美しい日比谷公園内の図書館で開催中の「アートになった猫たち展」。浮世絵と近代美人画のコレクションを中心に、約120点が展示されています。200年前の江戸時代に猫ブームを作った歌川国芳や、近代だと竹久夢二、昨年の夏に大回顧展があった藤田嗣治などの作品がありました。

猫ラブな芸術家たちは、作品のアクセントとして猫を登場させたり、主題のように猫を描いたりと、取り上げ方はさまざまですが、細やかな表情などからどれも猫への愛情が感じられます。

そんな中でも特に記者の目を引いたのは、作者不明の『嘉永七寅年八月六日猿白院成清日田信士行年三十二才(八代目市川團十郎涅槃の図)』。
当時の人気役者・八代目市川團十郎が32歳という若さで亡くなったときの涅槃図で、團十郎の人気ぶりをうかがわせるためか、猫までが泣いている……というもの。

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