2019年6月8日 16:00
劇作家・渡辺えり「認知症親と行った旅行が舞台執筆の糧に」
囚人に植えさせた木も見ました。戦争は名もない人たちを犠牲にする。それが今もなお繰り返されてる。何とか止められないか。それが『私の恋人』のテーマですから、私が直接見てきたものをぜひ舞台で再現させたいと思います」
時間もお金も演劇にひたすらつぎ込んできたという渡辺。貯金はほとんどないという。
「私は芸能人だからお金持っていると思われがちなのですが、演劇人は違うんです。亡くなった杉村春子さんもそうでしたけど、ほかで稼いだお金で劇団を存続させてきたんです。
老後の貯金なんかしてこなかったんです。だからまず、貯金から始めようと。節約して少しずつ始めます。そうしないと、周りに迷惑をかけてしまうでしょう?老人ホームを契約しなきゃいけないのかなと思っています」
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