「国民年金だけだと老後5千万円不足」を解決する4つのワザ
厚生年金のない個人事業主のための“2階建て”システムです」
自営業のCさん(50)は、1口目の終身年金A型をはじめ計8口を選択し、掛金は約6万7,000円。Cさん自身がこう語る――。
「増える年金の額は年齢によって年6万~54万円の間で変動しますが、95歳まで生きた場合、合計1,200万円になる計算です。国民年金だけだと6万5,000円しかもらえないので、60歳までの10年間、上限6万8,000円に近い月額を頑張って掛けることにしました。だいぶ安心できます」
【2】iDeCo
掛金の上限額(自営業者、年間):合計81万6,000円
加入年の上限(※1):60歳まで
受け取れる時期(※1):60歳以降
節税効果の例:年約24万円(※2)/運用益非課税
金融商品を選んで、自分で運用する。国民年金基金よりも高い利率で運用できる可能性がある一方、元本割れのリスクも。受け取りは分割と一括が選べて、一括の場合、サラリーマンの退職金と同様に、税金が大きく優遇される「退職所得控除」の対象になる。
「個人型確定拠出年金。
税制面でも優遇された制度です。国民年金基金と併用できますが、月の掛金は2つ合わせて6万8,000円が上限です。