松重豊 夫婦円満の秘訣は「くだらない会話のキャッチボール」
本作は、年の離れた妻・サチ(北川景子)と夫婦2人で気ままな生活を続けていくつもりだった小説家のヒキタクニオ(松重)が、ある日「ヒキタさんの子どもに会いたい」とサチが言いだして……。“男の妊活”というテーマを、コミカルに温かく描く。
ヒキタ夫妻も仲よしだが、松重自身の夫婦円満の秘訣は?
「19歳のときから30年以上一緒にいるんですけど、ずっとくだらない会話のキャッチボールをしてきたなっていうのはあるんですよ。ニュースを見ながら『ヤバいね、この台風』『公園の木がすごい揺れてたよ』なんて、些細なことでも言葉にして相手に投げかけてみる。そうすると、ときどき心がときめいたり。たまには怒ったりしてもいいし。心が動くキャッチボールをできる関係があれば、死ぬまで一緒にいられると思うんですよね」
映画にドラマに大忙しだが、リフレッシュの方法は?
「土に触れることですかね。いつも人の目にさらされる仕事なので、どうしても気持ちがざわざわして、体とのバランスが取れなくなるときがあって。
そういうときは、畑に行くといいんです。半年くらい前から借りていて。空心菜がどんどんできてるので、収穫しに行かなきゃいけないんですよ。