少年隊からキンプリまで、編曲家語る「ジャニーさんの思い出」
’85年には、少年隊のデビュー曲『仮面舞踏会』の編曲を担当。
「『ニューヨークで修行させている男の子が3人いる。逸材だから、絶対に売らなきゃいけない』というジャニーさんからのプレッシャーがかかっていた。『前に、ぎょっとするものをつけてくれ』と言われてね。これやったら、誰も文句は言えないだろうという5拍子のイントロをつけたんです。あり得ないから、みんないいか悪いかも判断できない。でも、ジャニーさんがすごく気に入ってくださって。斬新なものはいつも面白がってくれる」
その後も、田原の『抱きしめてTONIGHT』や、SMAPのデビュー曲『CAN’t Stop!! LOVING』、KinKi Kidsの『ジェットコースター・ロマンス』や『フラワー』、TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』や『宙船』、近年はキンプリの『シンデレラガール』やSexy Zoneの『カラクリだらけのテンダネス』……。
時代が変わっても多くのジャニーズの楽曲を手掛けてきた。
「新しいブームが起きるたびに、いろんな仕事が断ち切られたけど、ジャニーズの仕事はずっとある。そこで出会った仲間も大勢いる。