2019年11月22日 11:00
古市憲寿の本音 意外にも「空気は読んでるつもりです」
「古市くん、ついにヌードになるらしいよ(笑)」
10月某日午前7時、『とくダネ!』(フジテレビ系・月〜金曜8時〜)の打ち合わせが行われる会議室。本誌の取材が入ると聞き、さっそく小倉智昭のジョークが飛ぶ。
「すごく楽しくやれています。小倉さんって実はシャイで、最初はあまりしゃべってくれなかったんです。番組に出るうちに自然に距離が縮まった感じで。僕が芥川賞に落選したときは食事に誘ってくれたりして、とても優しい人です」
そう語るのは、10月から同番組の水・木曜のスペシャルキャスターを務めている、社会学者で作家の古市憲寿(34)。
「コメンテーターのときと立ち位置が変わったという意識はなくて、ただ、少しでもお役に立てたら」
古市が話題の人物に会いに行く新企画「1パーセントの社会学」も注目されている。バーチャルリアリティ(VR)の世界で美少女を演じる男性や、精子を無償で提供する男性たちへの取材を敢行。
「一見、社会から外れたように見える人のことや、そういう人たちを社会がどう受け入れるかということに興味があります」
最近は、タレントとしてバラエティ番組にも多数出演。そもそも社会学者になったきっかけは?
「大学院時代、たまたまピースボートに乗船したときの体験を修士論文に書いたら、本にしたほうがいいと勧められたんです。