くらし情報『世界仰天の偉業成し遂げた医師 60歳を前に起業決断した訳』

2019年12月16日 11:00

世界仰天の偉業成し遂げた医師 60歳を前に起業決断した訳

仕事に全力で取り組むためにも、早く結婚して私生活を安定させたかったと語る。

「このまま子育てをしながら、いずれ町の目医者さんになるんだろうな……」

育児と仕事に追われ、睡眠時間を削りながら、ぼんやりと将来像を思い描いていた高橋さんに転機が訪れる。

夫のアメリカ留学が決定し、同伴した先のソーク研究所で、網膜移植技術による目の難病の治療法を閃いたのだ。

帰国し京大から理研に移り、研究を続けた。iPS細胞を開発した山中伸弥教授(57)に理想を打ち明け、提供してもらい数々の障壁を乗り越えた高橋さんが全世界に称えられる偉業を成し遂げたのは14年のこと。

しかし、高橋さんはそこで立ち止まることはなかった。

今夏、高橋さんにはもう1つの肩書きが加わった。

理研をやめて、「ビジョンケア」という再生医療研究などを行う企業の社長に就任し、周囲を驚かせたのだ。起業の理由について、高橋さんはこう語る。

「60代を目前に、自分に残された時間を考えての決断でした。世界初の手術を成功させたといっても、まだライト兄弟が初めて空を飛んだ時くらいのレベル。費用も5千万円以上かかります。このコストを下げて、多くの患者さんが同様の手術を受けられるようにしたいと考えての、会社設立でもありました」

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