2020年3月26日 06:00
嵐 新国立ライブへ揺れる胸中…櫻井翔は「いま出来ることを」
3月16日、相葉は仕事で名古屋駅にいた。
3月16日の夕方、マスク姿の相葉雅紀(37)は閑散とした名古屋駅の新幹線ホームにいた。寒空で風が強く吹く中、スタッフ数人と新幹線を待っていた。黙って下を向いたり、一点を見つめたりと何やら、悩んでいる様子だった。相葉だけではない。嵐の5人のメンバーが今、抱えている悩みとは、“日本最大”となる新国立競技場でのライブのことだ。
この日、嵐の公式インスタグラムで、5月15・16日に東京・国立競技場にて「アラフェス2020 at 国立競技場」を開催することが発表されたのだ。
「今年は嵐のラストイヤー。メンバー5人は去年からSNSを始めてファンとの距離が縮まったとはいえ、やはり20年間支えてくれたファンに直接感謝を伝えたいのが本音です。しかし、新型コロナウイルス感染症が世界各地で猛威をふるっており、『アラフェス』を本当に開催できるのかという問題に直面しています」(音楽関係者)
政府の専門家会議は3月9日に出した見解で「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離(お互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声」という3つの条件が同時にそろう場所や場面を避けるよう、市民に求めている。