くらし情報『別居するよりも…介護施設には夫婦で入った方が安い場合も』

2020年5月13日 11:00

別居するよりも…介護施設には夫婦で入った方が安い場合も

介護費用はすべて自己負担が1割の場合の金額だ。

「介護は本人ばかりでなく、家族全体の問題です。これを機に親子や夫婦で話し合ってほしいですね」

【ケース1】両親が「サービス付き高齢者向け住宅」に入居、あるいは父単独で入居した場合

「家族には迷惑をかけたくないから、どちらか介護が必要になったら、夫婦で一緒に“ついのすみか”に移住するからな」

盆暮れに帰省するたびに、両親から老後の人生設計を聞いていたのは、大阪府に住むBさんだ。“そんなの、まだ先の話”だと思っていたBさんが問題に直面したのは、父親が84歳になったとき。認知症の症状が始まり、要介護1と認定された。

一方で、父より3歳年下の母はまだまだ元気だった。Bさんはお金の心配をして「お母さんは元気じゃない。2人分の高齢者施設の費用を払うなんて、大変でしょ」と説得したが「別居なんて、考えられない」と、両親は聞く耳を持たなかった。


両親が選んだサービス付き高齢者向け住宅(以下・サ高住)は、賃貸マンションにいるような感覚で過ごせるうえ、食事が用意されているし、見守りサービスもある。さらに、併設されている事業所のデイサービスも利用可能だ。

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