くらし情報『別居するよりも…介護施設には夫婦で入った方が安い場合も』

2020年5月13日 11:00

別居するよりも…介護施設には夫婦で入った方が安い場合も

家計調査の単身高齢者の平均支出額が約14万円。Bさんの両親の場合、1人で利用するより、2人で利用するほうが5年で約136万円も安くなるのです」(齋藤さん)

こういった比較を可能にするために、ふだんのおよその生活費を把握しておこう。

具体例を紹介したが、齋藤さんはこう注意を促す。

「あくまで概算なので、各ご家庭の事情に照らし合わせてください。さらにこのほかにも、予想外の医療費など“アクシデント”は起こるので、さらに余裕を持った資金計画が必要です」

また“ついのすみか”を決める際、お金ばかりでなく“人”もしっかりと見極めなくてはならないという。

「利用料が安くても、介護レベルが高い施設はあります。その逆の可能性もあります。入居候補先には事前に見学、施設長に面談をし、理念や施設内の日常の様子も見ておきましょう。
さらに、スタッフの離職率なども参考にしてください。次々に人が入れ替わる施設は、介護レベルの低い人材も紛れ込むため、要注意です」
絶対に後悔をしないために、ついのすみかは慎重に選びたい。

※総務省「家計調査報告2019年」の「高齢単身無職世帯の家計収支-2019年-」における消費支出額。

「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.