くらし情報『「インフルエンザで入試失敗も無くなる?」9月入学のメリット』

2020年5月27日 06:00

「インフルエンザで入試失敗も無くなる?」9月入学のメリット

「世界の多くの国々が9月入学なので、日本の学生や研究者が海外の学校と連携しやすくなる。海外の優秀な学生を日本の高等教育機関が獲得しやすくなる、社会構造が変わるきっかけになることなどが、当時、メリットとして挙げられました。“国際化”だけではありません」

よくある受験の“悲劇”も解消されるかもしれない。

「入学試験が6月から8月に行われるようになれば、インフルエンザなどの感染症や雪などの影響も受けにくくなります」(品川さん)

以上は「9月入学」そのもののメリット。本年度に限っていえば、休校のために、多くの学校で大きく遅れている学習進度を、「本年度のうちにカバーできる確率が高くなる」と説くのは前出の石田さん。

「休校が続く状況で『頼みの綱』のオンライン授業も、全国での普及率はわずか5%ほどといわれています。さらに今後、全国で緊急事態宣言が解除されたとしても、懸念されているコロナ感染の第2波、第3波が来れば、また休校措置が行われる可能性もある。本年度が来年8月修了になれば、いざというときのためのオンライン授業の環境を年度内に整備することもできますし、生まれる時間的な余裕で、学習の遅れを取り戻すことができます」

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