2020年6月12日 06:00
小池百合子緊急インタビュー 本誌に語ったコロナ第二波への備え
ことを強調。
囲み取材の際、報道陣が都知事めがけて密集するのを制止して、「密です、密です」と注意した場面は、瞬く間にネットで拡散。「ノー3密」は、コロナに打ち勝つ最善の方策として、世代を問わず、私たちの生活に定着した。
また、小池都知事は「ステイホーム」を強く呼びかけ、GWを「ステイホーム週間」と名付けて、「ステイホーム、ステイ・イン・東京、セーブ・ライブス」の3つのSを、新たなスローガンとした。政府の対応が遅いという批判が出るなか、政府に先駆けるように、都知事は都政を動かしてきた。
本誌のインタビューには、「国がやることと、目の前が現場である自治体ができること、しなければならないことには、若干、時差があるのかもしれません。ただ、総理や官邸にもずいぶんSOSを含め、お願いや報告をさせていただきました」
危機にひんしたときほど、人はその真価が問われるものだ。危機におけるリーダーの心構えについて小池都知事はこう語る。
「スピード感と、できるだけ大きく構えることが必要だと思っています。特に、今回のコロナウイルスについては、まだ、得体が知れないわけです。薬もまだない。ワクチンもない。都民の皆さんにとって、不安以外の何物でもない。