前田敦子と勝地涼の別居報道で考える結婚後の母親との距離感
どちらにせよ、母親が過剰に間に入った関係は健康的な夫婦円満とはなりにくいのです。
母と娘の関係がべったりで、夫は傍観者としてそれを眺めている。それを「バランスが取れているんだし、良いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、人間関係に近すぎて良いことはありません。ここでの本当の問題は、母も娘も相手を求め続けるあまり、いつまでも心の隙間が埋まらないことが問題です。
例えば娘の中には、いつまでも母親からの愛への渇望があります。
「母親にべったりなのに?」と疑問に思うかもしれませんが、ありのままに母から愛されている感覚がないため、それを欲して母親にいつまでも執着するのです。
その根底には母親の期待に答えられない自分への罪悪感や、長年愛されてこなかったという感覚への後ろめたさなど、いろんなものが蓄積されています。
べったりすればするほど心の穴が満たされるわけでもないから、娘としては辛い状態が続きます。
ではそんな不憫に見える娘に対して母親はどうなのかというと、実は母親も心のどこかでは同じようにありのままに愛されることを渇望しています。
つまり母と娘、お互いがお互いの目線で「私を愛して」