2020年9月14日 11:00
“あしなが”設立の玉井会長「早世した妻が背中を押してくれた」
妻の死を無駄にしないためには、交通遺児だけでなく、災害や病死、自死など、あらゆる理由で親を亡くした子どもも救わなければ」
そう決意した93年、玉井さんは新たに「あしなが育英会」を設立している。完全な民間任意団体だ。それは今日まで歩みを続け、そして、さらに支援の輪は広がっていく。
「もう、ふろしきを広げるだけ広げて、ラッパを吹いときましたから(笑)。時間はかかりますが、早い段階から『100年構想』と打ち上げて、放っておけば、どんどん真実になっていくんです」
理想を掲げれば、人はついてきてくれる。その考えにブレはない。半世紀をかけて玉井さんが支援してきた奨学生は延べ12万人。その一人一人が、次のあしながさんになっていく。
他者のために行動する人に育っていくのだ――。
「女性自身」2020年9月22日号 掲載
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