河野太郎行革相の「女系天皇容認論」は菅政権を動かせるか?
と記しています。
――河野氏は、男系維持に固執することの危険性についても言及していました。
河野氏は「我が国の皇室は、かつてない存続の危機に瀕している」と述べ、将来、悠仁親王に男子が生まれなければ、男系の皇統は絶えることになると警鐘を鳴らしました。このままでは男系の維持は確率の問題になってしまい、男系の維持は容易ではないと述べています。
一部の保守派は、男系男子の流れを持つ旧皇族男子を皇室に婿入りさせることを提言しています。河野氏はこの案についても「内親王殿下、女王殿下にもご結婚の自由があり、ご結婚を強制することはできない」と’16年10月のブログで言及しているように、以前から実現性に疑問を投げかけています。
また、旧皇族男子のいる旧宮家は600年近く現皇室との間に男系のつながりはなく、その男系が皇室を継ぐことが国民的に受け入れられるだろうかと懸念しています。運よく、この方法で宮家が一つ、二つ増やせたとしても、継続的に安定的継承ができるわけではなく、男子が生まれる確率が多少高まるにすぎないとも指摘したのです。
――保守派の一部には、側室制度の復活を求める声もありますが、河野氏はこれについても否定的な見解を示しています。