しずかちゃん演じた82歳声優の半生…1千万円使い込まれ裁判も
でも、野村さんは前向きで、新たな挑戦も始めている。
「やはり人に見られて、人前で演じて成長するから、発表する場はなくてはなりません。観客を入れた公演も、徐々に規制が緩和されてきたので、年明け、これまで存在しなかった新たなイベントとして、朗読劇とオペラを融合した『蝶々夫人』の公演を企画しているんです。成功すればシリーズ化して、年明けの恒例イベントにしたい。マスク姿で、あちこち駆け回っています」
人生を豊かにしてくれた声優界をもり立てたい一心で、アイデアがあふれ出る。まるで、夢をかなえてくれる四次元ポケットのよう。野村さんの瞳はしずかちゃんのように輝いていた──。
「女性自身」2020年10月13日号 掲載
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