2020年10月22日 15:50
「不妊治療への保険適用」が妊娠率を低下させる…専門家が懸念
「保険適用されるまで治療を待ったほうがよいのか」などの相談が増えているという。
「体外受精は医療の技術差が大きいだけに、どの病院でも同じレベルの治療が行われるようになるのを期待する声はあります。しかし、2年後の保険適用を期待して治療を先延ばしにするよりは、少しでも妊娠の可能性が高いうちから治療に取り組んだほうがいいでしょう」
一方、日本産婦人科医会の宮崎亮一郎常務理事は「喜んでばかりもいられない」と懸念する。
「現在、保険診療と自由診療を同時に行うこと(混合診療)は認められていません。保険診療で認められる治療は画一的なもの。自由診療なら可能な、一人ひとりに合った治療法を選ぶということはできなくなり、これまでより出生率が下がる可能性があります」
「女性自身」2020年11月3日号 掲載
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