2020年10月28日 06:00
花江夏樹明かしていた両親の死…「鬼滅の刃」声優の異色半生
中性的な見た目で優しげな雰囲気だが、意外にも幼少期はガキ大将キャラでケンカに明け暮れていたという花江。そんな花江の人生を変えたのが、アニメとの出会いであった。
「神奈川県でも有数の進学校に入学した花江さんですが、次第に勉強についていけなくなり、大学進学をあきらめて高校卒業後に就職しようと考えていたそうです。もともと歌が得意だったこともあり、歌手を目指そうと思っていた矢先にたまたま見た人気アニメに衝撃を受けて声優を志すように。
その後、憧れていた山寺宏一さん(59)の所属事務所に自らボイスサンプルを送ったことが社長の目に留まり、高校在学中の’09年11月に預かり所属となりました。まず養成所に入ることが常識の声優界では極めて異例のことです」(前出・アニメ誌ライター)
夢への切符をつかんだ花江は、’11年に声優デビュー。最初はバイトに明け暮れる下積み生活を送るも、すぐに頭角を現していく。
「デビューからわずか1年後の’12年に、オーディションで初の主役に選ばれました。
’14年には『四月は君の嘘』や『東京喰種トーキョーグール』といった話題作で次々と主役を務め、その年度の声優アワードで新人賞を受賞しました」