くらし情報『大阪の看護師要請に広がる波紋…和歌山県知事が5000文字の訴え』

2020年12月13日 19:04

大阪の看護師要請に広がる波紋…和歌山県知事が5000文字の訴え

(全国紙記者)

医療崩壊を食い止めようと尽力する大阪だが、看護師の派遣に協力した和歌山県もひっ迫の危機に面しているのだ。

仁坂知事はメッセージ冒頭で陣頭指揮をとる吉村知事を激励し、いち早く看護師を派遣したことを報告。いっぽうで、「実は、今回の要請は、ICUで勤務できるハイスキルの看護師という要請」だったとも打ち明けた。

続けて、「和歌山のような小さい県では、ほんの限られた人しかおらず、かつそれらの人が和歌山のICUに張り付いている状態ですから、下手をすると和歌山のICUを止めてしまうという事になりかねない困難な要請でした」と内情を告白。それでも、「一番困っているのは、今は大阪だから」と協力したという。

また陽性者と病院の間に介在する、保健所や保健医療行政チームの重要さを説いた仁坂知事。陽性者の隔離や行動履歴の把握と調査、そしてPCR検査を担っていることから、「この人達がコロナの感染を局地的に抑え込めていれば、コロナの爆発は防げて、病院の崩壊などは起こりようがない」と指摘した。そのうえで隣県である大阪に対して、これまでも気づいたことは丁重にアドバイスしてきたという。
例として、和歌山と大阪の人たちが会食をし、和歌山の人に感染確認されたら濃厚接触者として大阪に通報していたことを挙げた。

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