三浦春馬さん生前に語っていた「儒学を勉強しているんです」
みなさんが委縮せずに、伸び伸びと演じてくれていると思います。“京都(松竹撮影所)は怖いところだと聞いたんですけど、実際やってみたら温かくていいところでした”って、春馬くん含めて、みんなそういうふうに言ってくれましたね」
春馬さんのことを話すのはやはりつらい、という監督。それでも取材に答えてくれたのは、ともに作り上げた映画『天外者』を多くの人に見てほしいという思いがあるのだろう。
「彼とは半年近い時間、会って打合せをして、こういう映画を作り上げてきたわけですから。彼に対する喪失感というものは、なかなか癒えるものじゃありません。ただ、もう間違いなく、彼と一緒にこの『天外者』をつくったし、そしてそれを一緒に支えてくれたほかのキャストのみんなも本当に一生懸命、彼と一緒に映画を現場で支えてくれました。だから、なんとか明るく前向きに映画の告知はしていきたいというふうに思っているんです」
取材の終わり、田中監督から本誌記者に「宣伝お願いいたします」という一言。“春馬さんのぶんまで”、という気持ちが感じられた。
本来であればいまごろ春馬さんも映画のPRのための取材やイベントで忙しく過ごしていたのだろうか――。
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