くらし情報『政府構想も頓挫の「お肉券」が“和牛給食”に姿を変えていた!』

2021年2月4日 06:00

政府構想も頓挫の「お肉券」が“和牛給食”に姿を変えていた!

農水省による「和牛肉等販売促進緊急対策事業」には約1,400億円の予算が……

農水省による「和牛肉等販売促進緊急対策事業」には約1,400億円の予算が……



新型コロナウィルス感染拡大の第1波が日本を襲った昨年3月。

海外からの観光客激減と営業自粛で外食の需要が落ち込むなか、「余った和牛をなんとかしよう」と、政府が「お肉券」配布構想をぶち上げたことをご記憶されているだろうか?

当時、SNSなどには、

《大勢の国民が苦しむなか、特定の団体や産業を優遇するのはいかがなものか?》
《税金と票を交換するやり方はダメ!》

などという批判の声が上がり、この構想は頓挫したように見えた。

ところが、この「お肉券」構想、小中学校の“和牛給食”へとカタチを変え、昨年5月から実施されていたのだ。

この農水省による「学校給食提供推進事業」は、令和2年度補正予算に約1,400億円が計上された「和牛肉等販売促進緊急対策事業」の一環。

児童・生徒1人あたり和牛肉300グラムまでを対象に、100グラムあたり最大1,000円の助成金が食肉事業者に支払われる。東京都を例にとると、2021年1月4日から2月27日までの期間中に各校3回まで、各回1人あたり100グラムまでの和牛肉が給食に提供されることになっている。

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