2021年3月1日 11:00
伊東四朗が明かす父の顔「おしめも替え、風呂にも入れました」
1つ芝居をやるって、こんなに大変なんだって、今回、初めて感じていますよ」
セリフを完全に覚えて稽古に入るのが、伊東の信条だったが、少し弱気になっていた。
「今回は台本を見るんじゃないかな。また、セリフが多くて……。いや、本来だったら、普通の量なんでしょうけど、多くに思えちゃってるってことですね、いまは。すごくピリッとしてますよ、自分で。ここまでの緊張感は、初めてです」
きっと日ごろの脳トレとウオーキングが力を貸してくれるはずだ。孫は4人。
「以前は孫を家に呼んで、一緒にご飯を食べていたんですけど、去年からは(コロナ禍で)できない。
正月に久しぶりに会ったんですけど、玄関先で『おめでとう』って言って、帰っていきましたけどね。いつの間にか孫があたしの身長を追い抜いていたっていうのが、これがうれしいショックでしたねぇ。13歳、中1の孫なんですがね。しょっちゅう会えば、少しずつ成長していくのを見て楽しいはずですが、コロナ禍っていうのは、やっぱり不幸ですよ。外に出られないのは苦じゃないけれど、孫と会えないっていうのはね。本当に『コロナめ!』と思っていますよ」
楽し気に語っていた伊東の表情が、少しかげる。