定年後の夫婦生活を安定させる“それぞれの楽しみ”の見つけ方
「私は定年の1年前から、大人のジャズサックス教室に通い始めました。きちんと先生から教わることで独善的にならず、趣味がガンコ老人になるのを防ぐきっかけになってくれて一石二鳥です」
少しお金のかかる趣味であれば、そのための資金を定年前にためておこう。
【“遊びの計画”を立てる練習をする】
スケジュール帳には、旅行やコンサートなど、遊びの計画を積極的に書き込もう。
「『計画を立てたら達成しなければならない』と思うかもしれませんが、これは楽しい気持ちで過ごすためのもの。定年後にぼんやり過ごさないために習慣づけておくことが大事。達成できなくてもいいので、楽しいことを考える習慣をつけましょう」
■やってはいけないこと
【夫婦で共通の趣味を見つけておく】
妻の趣味を夫も一緒に始めようとするときは注意が必要。
「夫は“サラリーマン脳”が抜けきらないので、最初は妻の言うことを素直に聞いていても、そのうち夫のほうが上達が早かったりすると、命令口調で指図し始めてしまいます。趣味は夫婦別々のほうがうまくいくことが多いようです」
【地域コミュニティには必ず参加する】
夫に“マウンティングおやじ”の自覚がないまま、地域の行事などに参加させてしまうと、家族もろとも村八分になってしまう恐れも!
「地域の人たちが困っていることや人手が足りないから手伝うというスタンスで地域の催しに参加して、少しずつ溶け込めるようならもちろんOKです。