「チェリまほ」原作者が語る「赤楚さんが安達で感動!」
最初に知らされた時には担当編集さんがサプライズをしてくださったのですが、事態がまったく飲み込めなくてキョトンとしていました(笑)。正直BLの実写ドラマ化自体、前例が少ないこともあり、楽しみでもあり不安でもありましたが、スタッフもキャストの皆さんも思慮深い方ばかりで、本当に丁寧に各方面に気を配りながら作ってくださったなと思います」
――ドラマになった「チェリまほ」で、赤楚衛二さんや町田啓太さんを中心とした出演者の演技はいかがでしたでしょうか。
「初めて第1話を見たとき、漫画そのものというよりも、キャラクターの魂を持つ人間が現実社会にいたらこうだろうなと思わざるを得ないリアル感に本当に驚きました。
安達を演じる赤楚さんは自分に自信がない猫背の青年が、初めて人に好意を寄せられて戸惑いながらも、回を追うごとに変わっていく様子をとても繊細に演じてくださいました。黒沢と恋をしていく中で変わっていく安達の、言葉で説明できない空気のようなものや愛らしさをお芝居で表現してくださったことに、本当に感動しました。何気ない仕草一つとっても、第1話と黒沢と付き合った以降の第8話では全然違いますし、どちらも愛さずにはいられない魅力がありました。