『みんなのうた』“中の人”が明かす放送60年「タモリの歌も」
放送直後からとりわけ人気があり、現在でも再放送リクエストが多い名曲の一つ。
【’90年代】バブル期、消費税導入、国際化……世相を反映した曲が多数
『一円玉の旅がらす』初回放送1990年2月〜3月
’89年4月に消費税(税率3%)が導入されたことにより一円玉が注目を集めた時期の楽曲。歌唱を担当した演歌歌手の晴山さおりは、この曲で日本レコード大賞の最優秀演歌新人賞を受賞した。
『WAになっておどろう〜イレアイエ〜』初回放送1997年4月〜5月
歌唱を担当したAGHARTAは角松敏生のバンドで、作詞・作曲の長万部太郎も角松敏生の別名義。故・由利徹さんの「オシャ、マンベ!」というギャグが好きで、ここからヒントを得たそう。
【’00年代】椎名林檎に宇多田ヒカル……人気アーティストが新しい作り手に
『りんごのうた』初回放送2003年10月〜11月
椎名林檎による楽曲で、ルンバを感じさせるレトロな世界が展開。’00年代は“みんなのうたを見て育った世代”が活躍を始めた時期で、この人も!?といった意外な人物も登場する。
『ぼくはくま』初回放送2006年10月〜11月
宇多田ヒカルが、自身が大切にしているクマのぬいぐるみをモチーフに制作した楽曲。