くらし情報『「職場にそんな制度無い」は誤解 あなたも無期転換の対象かも』

「職場にそんな制度無い」は誤解 あなたも無期転換の対象かも

5年間は、契約をしていた期間を数えるので、契約期間中に、育児休暇や休職期間があっても、5年のうちにカウントされます」

パートでしばしばあるのが一度退職して、再び同じ職場に復帰した場合だが。

「1年以上勤務してからの退職で、働いていない期間が半年以内であれば、退職する前の期間も5年間に数えることができます」

申し込みができるタイミングは少しややこしいので注意が必要だ。

「期間中に、5年と1日を迎える労働契約期間の初日から、契約終了日までの間です。1年契約の人の場合、申し込みの権利が発生するのは6回目、3年契約の人は2回目の契約から申し込みができます。また、実際に無期契約に変わるのは、無期転換の申し込みをした契約の、次の契約期間からです」

無期転換の申し込み方は非常に単純だという。

「ご自身が、雇い主の会社に『無期転換します』と、伝えるだけで成立となります。トラブルを避けるためメールや書面などで申し込むといいでしょう」

書面の文章は次の文例を参考にしてほしい。

無期転換をしたいが、会社から説明がないなどで言い出しにくい場合は、どうしたらーー?働く主婦の声を多く聞いてきたワークスタイル研究家の川上敬太郎さんがアドバイスをくれた。

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