実例で見る「自分を犠牲にせずに済む」親の介護サービス
「A子さんの母は、月曜から金曜まで週5日デイサービスに通うプランを立ててもらい、1カ月の利用料は5万6,836円(1割負担)でした。内訳は基本料金が1万6,836円(要介護2)、昼・夕食代が約3万円、ほかの加算が約1万円で、費用は全額、母の年金の範囲内で間に合ったそうです」
平日は7時30分にA子さんが仕事に出かけてすぐに、施設のお迎えの車が来て、母は施設に。施設では、昼食の買い物から調理、後片付けまでみんなで役割分担して行うので、A子さんの母はほかの高齢者に代わってたくさんの役割を担ったそうだ。
「この制度のおかげで母が留守番をする時間がなくなりました。仕事で忙しいときは1日4,000円程度かかるショートステイを利用し、仕事との両立ができるようになりました。ただし、利用する際には施設に直接申し込むので、今までケアプランを立ててもらっていた居宅介護支援事業所との契約を打ち切る必要があります」
A子さんも、最初は悩んだというが、週5でデイサービスに通えることが決め手となったという。
介護はいつ終わるかわからないので、親も介護する家族も“楽”になれるプランを選ぼう!
「女性自身」2021年4月20日号 掲載