長谷川博己 実家買い取りの漢気…亡き父の「残したい」守った
「博己くんが売れなかったころは、『舞台のチケットを買ってやってくれ』とよく頼まれました。ブレークしてからは、『最近は売り切れて取れないんだよ』ってうれしそうに話していましたよ。また博己くんが俳優になりたてのころ、堯さんは『あの家だけは博己に残してやりたい』と話していました。そんな思いのこもった家を博己くんが引き継いでくれるのであれば堯さんも本望だと思います」(前出・親友)
堯さんの思いを背に、日本を代表する俳優となった長谷川。しかし、’17年秋ごろから堯さんはがんによる闘病生活に入り、大河主演という息子の晴れ舞台を見ることなく息を引き取った。
「免疫療法を行ったことで余命が2年ほど延び、伊豆へ家族旅行にも行ったと聞きました。堯さんが亡くなった際、博己くんは『おじさん、俺頑張ったよ』って連絡をくれたんです。堯さんを偲ぶ会の挨拶で博己くんは、堯さんに大河の主役をやるから見てくれと言ったら、“そんなに長生きできないよ”って笑いながら言われたことを明かしていました」(前出・親友)
長谷川は『麒麟がくる』で堯さんとの“長年の約束”を果たすはずだった。
「正親町天皇役として出演した坂東玉三郎さん(71)