2021年6月3日 11:00
カギは「自己投資」、夫の小遣いは「定額」より「その場決め」で
保障の対象はがんに限られますが、その保険金の使い道は自由であるため、通院のためのタクシー代や、治療で副作用が出てしまったときのウイッグ代などにも使用できます。さらに、がん保険のほうが医療保険よりも保険料が安く、加入しやすい場合が多いという特徴もあります」
正解は「がん保険」。医療保険に高額な保険料を支払っている場合は、いちどFPに見直しを相談してみるのもいいかもしれない。
【第3問】「夫のお小遣い、毎月額を決めておくべき?それとも“そのときどき”で決めるべき?
毎月決まった額を夫に渡しておけば、ムダ遣いを防ぐことができそうだが……。
「私のところにご相談をいただいている方々も、“定額のお小遣い制”にしていることが多いです。しかし、決まったお金でやりくりすることになると、どうしても自己投資にかけるお金が少なくなります。すると、スキルアップの機会を得ることが難しくなる。将来を見据えると、自己投資をしている夫としていない夫では、収入に大きな差が生まれているかもしれません。
夫が何のために使うかをきちんと把握して、その場その場で支出していくことをおすすめします」
妻(もしくは夫)ひとりで家計を管理してしまうと、お金の考え方や得られる情報に偏りが出てくるため、うまくいかないことが多いという。