2021年7月18日 11:00
三浦春馬さん一周忌「本当に求めていたのは、親だったと……」
すごくきれいな顔でした。ほんとにきれいで……また帰ってきてくれるような気がしました」
■今でも、三浦さんの愛は息づいている。
「今も毎日のように電話がかかってきます。泣きながら、春馬のことをどれだけ好きかを話すファンのコもいれば、子育てが手につかないという若い母親、それに『死にたい』と切実な状況の人も。僕は、『冷静に考えて行動しなくちゃダメだよ』と、丁寧にお話しさせていただいています」
三浦さんの死から1年がたってなお、卯都木さんがファンたちの悲痛な声と思いを受け止める生活は続いている。
「茨城で春馬にゆかりのある場所を、いわゆる“聖地巡礼”する人も多いです。僕は、春馬のお父さん代わりだった自負がありました。だからこそ、ファンの“行き場”、つまり“生き場”を作ってあげることが役割だと思っています」
それは、いつも弱者に手を差し伸べていた三浦さんの遺志を継ぐことでもあるのだろう。
卯都木さんや加藤さんの証言から、三浦さんが家族の愛を求め続けていたことがわかったが、一方で、彼が生前にさまざまな活動を通じて注いできた愛情は、ここにきて実を結びつつある。
今年5月、アミューズから「三浦春馬支援」