2021年7月18日 11:00
三浦春馬さん一周忌「本当に求めていたのは、親だったと……」
に関して報告がなされた。これは、彼の死後、新たに設立されたラオス支援等の基金だ。
《このたび第一回目の支援として、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される以下の医療物資を購入・寄贈させていただくことを決定いたしました》
リストには、注射器、新生児血液採取用針、マスクなどが並ぶ。同時に、フレンズJAPAN代表の赤尾和美さんのコメントから、三浦さんの生前の活動の様子がうかがえる。
《春馬さんはご多忙の中、年に1度は必ずラオスの現地へ赴き、(略)同じ目線で「何ができるだろうか」と真剣に考えてくださったことにラオス人スタッフも感動していました》
4,000キロ離れたラオスの地でも、子供たちを笑顔にしていたのは、何より三浦さんの「温かいお気持ち」だったそうだ。
三浦さんは遠くへと旅立ったが、「人間・三浦春馬」が出会いの場で残した言葉やハグの思い出は、これからも人々の心に寄り添い、励まし続けるだろう。
(文:堀ノ内雅一/取材:堀ノ内雅一、小野建史、鈴木利宗)
人にやさしくできないときの処方箋を。【TheBookNook #22】