小麦製品、魚介類も…「秋冬に値上げラッシュ懸念」危ない食品リスト
山崎製パンは10月1日出荷分から和洋菓子製品の平均7%の値上げを発表しました。さらに大手2社が植物油を原料とするマーガリンを同じタイミングで値上げします」(加谷さん)
8日、政府はさらに「10月からメーカーへの輸入小麦の売渡し価格を19%引き上げる」と発表した。
「この影響は大きい。来年1月ごろには、小麦粉価格の上昇が食パンの値段にも反映されるでしょう。上げ幅は、和洋菓子製品の値上げと同じ7%程度と予想されます。さらに、すでに値上げが行われたパスタも含め、うどんやそば、インスタントラーメンなどの麺類も、来年1月あたりに5~7%ほど値上がる懸念が」(加谷さん)
作るのに多くの小麦粉を使う天ぷらも、総菜店やスーパーの小売価格が値上げとなる可能性がある。
高騰しているのは大豆も同様だ。
「メーカー側が小売店に値上げ交渉中です。
近いうちに、納豆や豆腐など大豆を原料とする食品が、10%ほど値上がる可能性が高いでしょう」(加谷さん)
さらに、遅れて来年3月ごろに5%程度の再値上げの可能性も。
一方、米の値段は下がっている。
「コロナ禍で外食産業での使用が激減したことなどもあり、米の価格は安くなっています。