2021年11月29日 06:00
長山洋子「洋楽のリズムが体に…」演歌デビュー叶えたアイドル時代のマハラジャ通い
『ザ・ベストテン』(’78〜’89年・TBS系)や『レッツゴーヤング』(’74〜’86年・NHK)は欠かさなかったし、ドラマではたのきんトリオが好きで『3年B組金八先生』(’79〜’11年・TBS系)も見ていました」
もっとも印象に残っているドラマは、中学生のころに見た、山田太一脚本、古手川祐子、森昌子、田中裕子らが出演した『想い出づくり。』(’81年・TBS系)。
「決して明るい内容ではなかったのですが、仕事や人生の壁にぶち当たった女性3人の、恋愛模様が描かれていました。思春期真っただ中の私には刺激的な内容で“大人の女性って、こんな恋愛をしているんだ”って、あこがれに近い思いも抱きました」
■高校生の頃は“切なさ”や“哀愁”が理解できなかった……
そんなごく普通の中学生活を送りながらも、“中学を卒業したらビクター少年民謡会も退会することに……。その先、どのように大好きな歌と関わっていけばいいのかな”と進路を考えていたとき、大きな転機を与えてくれたのが『8時だョ!全員集合』(’69〜’85年・TBS系)だった。
「出演者が早口言葉に挑戦したりしていた『少年少女合唱隊』のコーナーで、同じように民謡に挑戦する回が何度かあったんですね。